2015年7月18日土曜日

大使館からのお知らせ(イスラマバード市内における邦人被害の強盗事件(ガンポイント)発生に伴う注意喚起)

在留邦人の皆様へ
平成27年7月18日
在パキスタン日本国大使館

~大使館からのお知らせ~


イスラマバード市内における邦人被害の強盗事件(ガンポイント)発生に伴う注意喚起

 
1 17日(金)午後5時頃、イスラマバード市F9ジンナーアベニュー道路上において、強盗事件(ガンポイント)が発生いたしました(別添「事件発生現場」参照)。


2 事件の概要として,邦人被害者が,自家用車にて上記道路を東へ進行中,後方から来たワンボックスタイプの黒色車両が被害者車両に並走し,被害者に対して「後輪タイヤがパンクしている」と声を掛け,再三による犯人からの声掛けにより,被害者は,同車両を路肩に停止しました。犯人らも同様に車両を停止させ,同車両から2人の男が降車し,被害者に対して,後輪のタイヤの状況を確認するよう降車を促したところで,男の1人がけん銃様のものを被害者に突きつけ,金品を要求したものです。被害者は,所持していたカバン(財布,パスポート,運転免許書,カード等在中)を差し出したところ,犯人らは,それを奪い自らの車両に乗り逃走したものです。なお,犯人らはいまだ逮捕されておりません。
 

3 今回のような事案では,過去に,犯人に抵抗したために発砲され被弾する事件が発生しております。不幸にも事件に遭遇してしまった場合は,抵抗せず,犯人の指示に従ってください。所持金品に執着を示すことは,思わぬ結果を招くことになりますので,特にご留意願います。
 

4 今般事件が発生した場所は,ジンナーアベニュー道路上の車両の往来も決して少なくない大通りです。「日中であり,車両の往来も多い大通りなので安全である。」という先入観は持たず,平素から緊張感を持った行動をとって頂き,「特に外国人は犯罪に巻き込まれる,または狙われる危険性が高い。」ということを改めて認識の上,引き続き細心の注意を払って行動してください。また,今般の事件は,車両走行中に親切心を装った声掛けによるものですが,基本的には,車両を停止しないで下さい。

 
5 また,現在,当地では,17日から21日までの間,イード休暇にありますので,同期間中は,一般犯罪が増える傾向にあります。これらに配意した行動をとって頂きたいと思います。(当館から7月13日に発出させて頂きました大使館からのお知らせ(イード休暇に関する注意喚起)を参照にして頂きたいと思います。)