2014年8月18日月曜日

大使館からのお知らせ(当地政治団体による大規模抗議行進に関する注意喚起(その5))

平成26年8月18日
在パキスタン日本国大使館
在留邦人の皆様へ

大使館からのお知らせ
(当地政治団体による大規模抗議行進に関する注意喚起(その5))

1.当地政治団体による大規模抗議行進に関し、8月18日(月)午後現在で確認している内容について、以下の通りお知らせいたします。

(これまでの状況及び今後の見通し)
(1)抗議行進の集団は、15日夜よりイスラマバード市内のアッパラ地区において抗議活動を継続しています。
(2)抗議集団の発表によれば、同集団がパキスタン政府側に対し要求している内容の回答期限を19日午前0時(PAT)及び20日午前0時(PTI)としており、同時刻まで政府側より十分な回答が得られない場合には、抗議参加者の統制を保証できないとしています。
(3)イスラマバード市内、特に主要政府機関が所在するレッドゾーン地区周辺の道路の通行については、通行制限や通行止めの措置が引き続き実施されております。また、市内各所に多くの警察官やレンジャー部隊等が配置されており、厳重な警戒警備が継続的に実施されています。
(4)イスラマバード市外より市内へアクセスする道路については、主要道路のほぼ全ての通行が可能となっています。また、イスラマバード空港への主要経路となる、ゼロポイントを通過するイスラマバード・エクスプレスウェイについても、通行可能です。

2.つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、これまで発出した累次のお知らせとともに以下の注意事項も参考に、今後の状況を注視していただき、慎重な行動を取っていただくようお願いいたします。
(1)抗議集団が滞在しているアッパラ地区への接近は避ける。また、政府機関が集中する市内中心部(レッドゾーン)への立ち入りについても基本的に控える。
(2)上記地区以外においても、多くの人が集まっている場所を発見した場合には、直ちにその場から離れる。
(3)今後の抗議活動については、少なくとも数日間は継続することが予想され、特に抗議集団が政府からの回答期限としている19日午前0時及び20日午前0時以降については、抗議活動が行われているアッパラ地区及びレッドゾーン地区周辺において、抗議団体と治安当局の衝突等による混乱が発生する可能性も否定し得ない。そのため、市内を移動する場合には、周囲の状況を注意深く観察し、通常より慎重な行動を心掛ける。
(4)イスラマバード市内では携帯電話サービスの通信制限が再度行われる可能性あるため、固定電話やインターネットの通信状態を定期的に確認する。

○これまで発出した「大使館からのお知らせ」
http://pkembjapan.blogspot.com/
○緊急時の大使館への連絡先:051-907-2500