2013年11月5日火曜日

大使館からのお知らせ(ムハッラム月及び宗教行事に関する注意喚起)

在留邦人の皆様へ
平成25年11月5日
在パキスタン日本国大使館

大使館からのお知らせ
ムハッラム月及び宗教行事に関する注意喚起


1.11月6日(水)よりムハッラム月(イスラム歴1月)となり、11月14日(木)及び15日(金)(ムハッラム月9日及び10日)には、イスラム教シーア派の宗教行事(アシュラ)が行われることとなります。

2.この宗教行事に際して、パキスタン国内各地でシーア派のイスラム教徒による大規模な行進も行われ、過去には、行進の列を狙ったテロ、ムハッラム月の期間に行われる宗教行事を巡った宗派間衝突が度々発生しており、多数の死傷者が出ています。

3.つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の注意事項を参考に、ご自身及の安全に十分配慮した行動を心掛けていただけますようお願いいたします。特にアシュラの期間中は、モスク等の宗教施設及び宗教行事が開催されている場所には近寄らないよう注意するとともに、興味本位で見物することはお控えください。
(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。
(2)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
(3)移動途中等に集会やデモに遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。
(4)攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、多数の欧米系の外国人が出入りする店舗等)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(5)レストラン、マーケット及びバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れる。

4.また、上記注意点以外にも、最近当館より発出した「米国の無人機攻撃機によるTTP代表殺害に伴う注意喚起」(11月3日)及び「不特定多数が集まる娯楽施設等への立ち入りについての注意喚起」(10月24日)等の当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○米国の無人機攻撃機によるTTP代表殺害に伴う注意喚起
http://pkembjapan.blogspot.com/2013_11_01_archive.html
○不特定多数が集まる娯楽施設等への立ち入りについての注意喚起
http://pkembjapan.blogspot.com/2013/10/blog-post_24.html
○当館ウェブサイト:
http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm
○外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン):
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=011#header