2013年11月21日木曜日

大使館からのお知らせ(大規模抗議デモに伴う注意喚起)


大規模抗議デモに伴う注意喚起

1.現在、パキスタン防衛評議会(DPC)が、15日(金)発生したラワルピンディでの宗派間衝突に対する抗議として全国にデモを呼びかけているとの情報があり、22日(金)午後、各地でデモ行進が行われる可能性があります。これまでのところ、同デモの規模及び具体的な時期並びに経路については不明ですが、状況によっては宗派間衝突を伴うデモの暴徒化、又はデモを狙ったテロ攻撃等不測の事態が発生する可能性も排除できません。

2.報道によると、本日(21日(木))未明、KP州ハングー(Hangu)においてマドラッサを狙った米国の無人機攻撃があったことから、同攻撃に対する抗議も併せて上記1.のデモが行われる可能性も否定できません。

3.このような状況を受け、デモの対象となることが考えられる当地政府機関、各国外交団施設が所在する地域については、大規模交通規制等が行われる可能性があります。

4.地域によりますが、場合によっては携帯電話サービスの利用制限が実施される可能性も考えられますので、他の連絡手段(固定電話、インターネット等)の確保についてもご留意願います。

5.つきましては、邦人の皆様におかれては、不要・不急の外出は控えていただき、やむを得ず外出する必要がある場合は、累次の「お知らせ」にてお伝えしているとおり、不測の事態に巻き込まれることのないよう以下諸点を参考に、十分注意した行動を心掛けるようお願いします。
(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。
(2)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
(3)移動途中等に集会やデモに遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。
(4)攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、多数の欧米系の外国人が出入りする店舗等)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも同種の場所を避けるように心掛ける。
(5)レストラン、マーケット及びバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行うとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には速やかにその場から離れる。

○ムハッラム月及び宗教行事に関する注意喚起
http://pkembjapan.blogspot.com/2013/11/blog-post_5.html
○米国の無人機攻撃機によるTTP代表殺害に伴う注意喚起
http://pkembjapan.blogspot.com/2013_11_01_archive.html
○当館ウェブサイト:
http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm
○外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン):
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=011#header
○ 緊急連絡先:(+92-0)51-9072500                                          
(以上)