2012年7月24日火曜日

カラチ総領事館からのお知らせ(中国総領事館付近における爆弾テロの発生に伴う注意喚起)


2012年7月23日
在カラチ日本国総領事館
在留邦人の皆様へ
総領事館からのお知らせ

(件名)
中国総領事館付近における爆弾テロの発生に伴う注意喚起

(内容)
1 当地報道によりますと,本日午前,カラチ市内クリフトン地区中国総領事館付近路上のバイクに仕掛けられた爆弾による爆弾テロ事件が発生し,付近駐車中の車両やバイクが破壊され,建物の窓ガラスが割れるなどの被害が出ています。場所は,ドルメンモールから北方約400メートル,イスラム聖者廟「アブドゥッラ-・シャー・ガジ」から南東方約400メートルの地点です(別添地図参照)。
2 7月12日にもお知らせしたとおり,最近カラチ市内では,爆弾によるテロ(爆発前に処理されたものも含む)が下記のとおり頻発しており,市内全体でテロの脅威が高まっている状況になっていると言えます
(1) 7月11日:バルディア地区におけるパキスタン宇宙・上層大気圏研究委員会職員を乗せたバスを標的とした爆弾テロ
(2) 7月15日:カイダバード地区におけるレンジャー車両を標的とした簡易型爆弾IED)による爆弾テロ
(3) 7月16日:カラチ市北部スーパーハイウェイ沿いレンジャー本部付近における簡易型爆弾(IED)の発見及び爆発物処理部隊による処理
(4) 7月18日:ニューカラチ地区におけるレンジャー車両を標的とした簡易型爆弾IED)による爆弾テロ
(5) 7月20日:グルシャン地区大学通りにおける簡易型爆弾(IED)の発見及び爆発物処理部隊による処理
3 つきましては,邦人の皆様におかれましては,テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう,これまでに発出されているパキスタン各地域及び周辺国に関する危険情報、スポット情報等をよく確認した上で、以下の点につき十分な注意を払い、慎重な行動を心掛け、身の回りの安全対策・危機回避に努めてください。また、会社や団体等組織に属する邦人の皆様は、本件につき組織内で情報共有を行ってください。
(1)自身の日々の滞在先、訪問先、緊急連絡先等を所属会社、所属団体、家族等に伝達しておくとともに、万が一の事態に備え、携帯電話等の連絡手段を常時携帯してください。
(2) テロの標的となりやすい場所(外国関連施設、外国系有名ホテルやファスト・フード店を含む欧米関連施設、政府機関・軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、宗教関連施設)にはできる限り近付かないでください。
  外国人の多く集まる場所や外国人が多く利用する商業施設等の利用は短時間とし、長時間の滞在は極力控えてください。
(3)マーケット、駅、バス停等の人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れてください。また、特に人が多く集まる夜間の時間帯は極力避けるよう心掛けてください。
(4) デモや集会を見かけたら絶対に近付かず、その場から速やかに退避してください。
(5)パキスタンで各種事業を行う場合には、安全面の情報収集・分析を常に怠らないことはもちろんのこと、その事業実施の必要性とリスクを比較の上、実施することになった場合には、事務所及び活動現場の警備を強化する等十分な安全対策を講じてください。
(6)鉄道、バス等の不特定多数の人が利用する公共交通機関の利用は極力避けてください。
(7) 車両等にて長距離を移動される場合、幹線道路であってもできるだけ明るい時間帯を選び、日没後の移動は極力避けることをお勧めします。その際も、トラック・デポ(多数のトラックが駐車・待機している区画)付近への立ち寄りは避けてください。また、郊外に赴く場合には、その地域の情報に十分注意を払い、必要な場合には、十分な警備体制をとってください。
(8)テロリストは身近なところに潜んでいることを念頭に、目立つ行動や騒がしい行為は極力控えてください。
4 万一、緊急事態に遭遇した場合には、以下の点を心掛けてください。
(1) 不審物を発見した場合、「触らない、踏まない、蹴飛ばさない」を遵守し、すぐにその場を離れ、警察等関係機関へ通報する。
(2) 不審物が小さくても決して軽視せず、避難措置を最優先に行う。
(3) 身近で爆発音を聞いたら、姿勢を低くして周囲の状況を確認後、安全な場所へ避難する。第一の爆発をおとりにして第二の爆発が起こる可能性もあるので、決して爆発現場へは近づかない。
(4) 広場や公園などの見通しのきく場所に避難し、雑踏には逃げ込まない。

 以上

2012年7月13日金曜日

大使館からのお知らせ(総領事館からのお知らせ(カラチ市における爆弾テロの脅威に対する注意喚起))


在留邦人の皆様へ
                              平成24年7月12日
                            在パキスタン日本国大使館
             ~大使館からのお知らせ~

 本日、在カラチ日本国総領事館より、以下のとおり「総領事館からのお知らせ」が
発出されましたので、お知らせいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                                               2012年7月12日
                                            在カラチ日本国総領事館
在留邦人の皆様へ
           
                                      総領事館からのお知らせ

(件名)
カラチ市における爆弾テロの脅威に対する注意喚起

(内容)
1 報道によると,7月11日午後,カラチ市内バルディア地区において自転車に仕掛け
られた遠隔操作式爆弾による爆弾テロ事件が発生し,政府関係(パキスタン宇宙上層大気
圏研究委員会)職員が乗車したバスが大破し,1人が死亡,少なくとも20人以上が負傷
しました。
2 カラチ市においては,過去にも,テロリスト取締りに対する報復とみられる警察や
レンジャー等治安機関を標的とした爆弾テロや宗派間の抗争が原因とみられる宗教関係
施設等を狙った爆弾テロなどが頻発しており,一般市民が多数死傷しています。本件発生
の背景等は未だ明らかではありませんが,昨年4月には海軍所属のバスを標的とした遠隔
操作式爆弾による爆弾テロが連続3件発生しており,今後同様のテロ事件が連続して発生
する可能性は否定できません。
3 つきましては,邦人の皆様におかれましては,テロ事件等不測の事態に巻き込まれる
ことのないよう,これまでに発出されているパキスタン各地域及び周辺国に関する危険情報、
スポット情報等をよく確認した上で、以下の点につき十分な注意を払い、慎重な行動を心掛
け、身の回りの安全対策・危機回避に留意してください。また、会社や団体など組織に属
する邦人の皆様は、本件につき組織内で情報共有を行ってください。
(1) テロの標的となりやすい場所(外国関連施設、外国系有名ホテルやファスト・フード
店を含む欧米関連施設、政府機関・軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、宗教関
連施設)にはできる限り近付かないでください。
  外国人の多く集まる場所や外国人が多く利用する商業施設等の利用は短時間とし、
長時間の滞在は極力控えてください。
(2) デモや集会を見かけたら絶対に近付かず、その場から速やかに退避してください。
(3)マーケット、駅、バス停等の人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なう
とともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から
離れてください。また、特に人が多く集まる夜間の時間帯は極力避けるよう心掛けてくだ
さい。
(4)パキスタンで各種事業を行う場合には、安全面の情報収集・分析を常に怠らないことは
もちろんのこと、その事業実施の必要性とリスクを比較の上、実施することになった場合には、
事務所及び活動現場の警備を強化する等十分な安全対策を講じてください。
(5) 車両等にて長距離を移動される場合、幹線道路であってもできるだけ明るい時間帯を
選び、日没後の移動は極力避けることをお勧めします。その際も、トラック・デポ(多数の
トラックが駐車・待機している区画)付近への立ち寄りは避けてください。また、郊外に
赴く場合には、その地域の情報に十分注意を払い、必要な場合には、十分な警備体制を
とってください。
(6)テロリストは身近なところに潜んでいることを念頭に、目立つ行動や騒がしい行為は極力
控えてください。
                                                                      以上

在カラチ日本国総領事館

2012年7月10日火曜日

大使館からのお知らせ(渡航情報(夏休みを利用して海外に渡航される皆様へ:海外で快適にお過ごしいただくための注意事項))


在留邦人の皆様へ                                                                                                                  
                                    平成24年7月10日                                                                                                           
                                  在パキスタン日本国大使館

                                       ~大使館からのお知らせ~
(件名)
渡航情報(夏休みを利用して海外に渡航される皆様へ:海外で快適にお過ごしいただくための注意事項)

(内容)
 今般、日本国外務省より、以下のとおり標記渡航情報が発出されましたので、お知らせいたします。

                            ・・・・・・・・・・・・・・・ 以下、渡航情報・・・・・・・・・・・・・・
                                                                                  
                                    201275日発出
                 ~ 渡航情報(広域情報)~

(件名)夏休みを利用して海外へ渡航される皆様へ(海外で快適にお過ごしいただくための注意事項)

(内容)
 夏休みを利用して海外に渡航される方も多いことと思われますが、一般に海外の治安は日本と比較して必ずしも良いとは言えず、また気のゆるみからも、何らかのトラブルに巻き込まれる可能性は排除できません。海外に渡航・滞在する場合には、法制度、文化、風俗・習慣等が日本とは異なること及び安全慣れした邦人旅行者を狙う人々が近くにいる可能性があることを強く認識して、トラブルに巻き込まれないよう十分注意することが大切です。
 海外に滞在中、できるだけ安全かつ快適にお過ごしいただくため、また、不測の事態に巻き込まれることなく無事に帰国するための参考として、主な注意事項を以下のとおりお知らせいたします。

※海外に渡航・滞在を予定される方は、滞在中はもちろん、旅行計画の段階から、現地の治安関連情報の入手・理解を心がけてください。
※旅行中、万一事件・事故等に遭遇した場合には、現地警察等の指示どおりに行動するほか、最寄りの日本国大使館・総領事館等にも報告するようにしてください。
※旅行中の日程・連絡先・旅行会社等の情報は必ず本邦の家族等に知らせておくとともに、旅行の間も家族等との連絡を絶やさないでおくようにしてください。
※各国の詳しい渡航情報については、海外安全ホームページ「国・地域別の渡航情報」を御参照ください。 

1.各種犯罪被害について
 いずれの国や地域においても多種多様な犯罪が発生し、また多くの旅行者が被害に遭っています。海外滞在中は、どの国や地域を訪問しても何らかの犯罪に巻き込まれるおそれがあることを常に念頭に置いて、慎重に行動するようにしてください。
 基本的な心構え(対策)は次のとおりです。
 ○多額の現金や多くの貴重品を持ち歩かない。
 ○空港や市内両替所で多額の両替・換金をしない。両替後の強盗等に注意する。
 ○目立たない行動や服装を心がける。
 ○夜間あるいは人通りの少ない場所の一人歩きは絶対に避ける。
 ○タクシーを利用する際は、いわゆる「白タク(先方から声をかけてきて客を乗せ込む性質のもの)」は絶対に利用せず、たとえば最寄りの大きなホテルまで行って乗る等の工夫を心がける。
 ○見知らぬ人から日本語や片言の英語等で親しそうに話しかけられた場合、誘いに乗って一緒に行動すると、睡眠薬強盗(睡眠薬を入れた飲食物を勧め、意識を失っている間に所持品を奪おうとするもの)やいかさま賭博、あるいは「ぼったくり」等の被害に遭う可能性が高いので、絶対についていかないようにする。(可能な限り「急いでいる」等と述べ、最初から取り合わないように心がける。)
 ○生命と身体の安全を最優先する。強盗に遭っても、相手が武器を持っていることを想定し絶対に抵抗しない。
 ○現地の風俗・習慣に配慮する。日本人同士で集団で騒ぐ等、現地の人々の感情を刺激するような行為は慎む。

2.麻薬等違法薬物犯罪に関する注意
 多くの国や地域では、麻薬等違法薬物犯罪に関する取締りが強化されています。罰則等も非常に厳しく、国によっては外国人にも例外なく死刑や終身刑等の重刑を科しています。「旅行者だから少しぐらい・・・」といった甘い考えは絶対に通用しません。違法薬物には絶対に興味を示さないようにすることはもちろん、繁華街の路地裏など麻薬・薬物犯罪の温床となるような場所には近づかない、不審なもの(タバコ、高級茶葉と称される例が多い)を購入しない、そして、見知らぬ人物から物品の購入や運搬を依頼されても決して応じないことが肝要です。なお、自分では気付かないうちに「運び屋」として利用される可能性もあるので、出国の際、見知らぬ人物又は知り合ったばかりの人物から、「△△氏へのおみやげを持って行って欲しい。」などの依頼を受けた場合は、毅然とした態度をもって断りましょう。また、知らない間に手荷物に薬物等を入れられてしまうこともあるので、空港等においては手荷物から目を離さず、管理を徹底してください。

3.デモ・集会等に関する注意
 世界各地で多種多様かつ大規模なデモ・集会の開催が目立っています。デモ・集会は、その性質によっては暴動や治安部隊との衝突に発展することもあるなど、状況に応じ大きな危険が伴う動きのひとつです。治安が安定しているように見える国・地域・都市・町でも、国際・国内情勢の推移によっては、いつ、どこでこのような事態が発生するかわかりません。海外滞在中は、このような可能性もあることを念頭に置き、現地の治安情勢に気を配りつつ、以下の諸点にも留意の上、安全確保に注意を払うよう心がけてください。
 ○外出する際には周囲の状況に格別の注意を払い、大勢の人が集まって、デモ・集会等の動きを見せている
ときは絶対に近づかないようにする。(写真・ビデオ撮影等は厳禁。)
 ○公衆の場での言動や態度に注意する。群衆を刺激するような行為は慎む。
 ○現地報道等をこまめにチェックする。

4.自然災害に対する心構え
 国や地域それぞれに、地震・津波をはじめ、火山、台風(暴風雨)あるいは竜巻、洪水等、現地特有の自然災害に見舞われることがあります。滞在する場所によっては、旅行者が突然このような災害に巻き込まれたり、また移動途中に思いがけず被災箇所へ踏み込んでしまったりする可能性もありますので注意と警戒は不可欠です。
 もちろん、予測不能な災害もありますが、以下の点に留意して、災害や事故に巻き込まれないよう行動予定を慎重に検討してください。
 ○日頃から現地の情報や交通情報の収集に努め、予報や警報に留意する。
 ○渡航予定地の災害パターンや状況に応じて、日程・移動手段・訪問地を変更する、あるいは不要不急の移動や渡航を控える。
 ○万一滞在中の場所が災害に巻き込まれるような状況に遭遇した場合は、迅速に、日本の家族等関係者及び最寄りの日本国大使館又は総領事館に連絡をとり、安否状況を報告する。

5.交通事故について
 海外は日本とは交通規則が異なる上、多くの国や地域では交通マナーも徹底されていないことから、交通事故に巻き込まれる旅行者が絶えない実情があります。道路の横断方法など、日本の常識がまったく通用しない国や地域もあります。そんな状況を見て、「郷に入っては郷に従えでよいのではないか」と、そんな錯覚に陥りがちですが、これは大きな間違いです。ルールやマナーが徹底されていない海外にいてこそ、日本人として自ら模範を示す自覚がほしいものです。なお、基本的なことですが、散策中などは左右前後をよく確認し、気を配り、普段以上に安全確保に留意してください。
 また、レンタカーやレンタル・バイクの利用を予定される場合は、「現地のルールは実践で学ぶ」のではなく、くれぐれも現地のルールやマナーを十分学び、かつ安全運転が可能か否かを踏まえて、利用の是非を検討してください。

6.旅券(パスポート)の管理及び携行義務について
(1)最近、世界各地で日本人の旅券(パスポート)の紛失・盗難事案が多発しています。紛失や盗難を防ぐためにも、①パスポート等貴重品の入ったバッグは身体から離さない、②バスや地下鉄の車内ではリュック等は身体の前で抱える、③人混みの中では荷物から目を離さないようにするといった行動を心がけてください。

(2)万一パスポートを紛失したり、盗難に遭ったりした場合は、直ちに現地の警察に赴き、紛失届
あるいは被害届を提出し、いずれかの写し又は紛失・被害証明を入手するとともに、日本国大使館又は総領事館の領事窓口までご連絡・ご相談ください。
 なお、日本国大使館や総領事館において新たなパスポートや「帰国のための渡航書」の発給を受けた場合、国や地域によっては、その後、改めて出入国管理局等で出国のための確認手続きが必要となり、この一連の手続きが終了するまで相応の時間がかかることがあります。このように、パスポートを紛失したり、盗難に遭ったりすると、その後の手続きが大変煩雑であり、かつ時間を要します。パスポートは、海外において自らの身元を証明する重要なものであるのみならず、紛失したり盗難に遭ったりすると、たとえば改ざんされて密出入国などに悪用されたり、他の犯罪を引き起こすような問題ともなります。管理は慎重に、かつ徹底して行ってください。

(3)多くの国や地域では、外国人はパスポートを常時携行することが法律で義務付けられています。したがって、警察官から職務質問を受け、また提示を求められた場合にはこれに応じなければなりません。違反すると罰金等を科されることもありますので、パスポートの常時携行が義務づけられている国・地域では、紛失したり盗難に遭ったりしないよう十分注意し、管理を徹底して携行してください。

7.旅行制限区域及び写真・ビデオ撮影の制限等について
 多くの国や地域では、政府関係施設や軍事施設及び軍事関連施設、あるいは宗教施設等の立入りが厳しく制限されていますので、慎重に行動してください。
 また、これら施設や設備がある場所の周辺では写真・ビデオ撮影が禁止されている場合が多く、
そのような場所に近づいただけでも現地法令に基づいて、逮捕・拘束、カメラ等所持品の没収がなされる場合があるので、最大限の注意が必要です。宗教上の理由から女性の撮影が禁忌とされていたり、政治上の理由により街頭デモのような政治活動の撮影が禁じられていたりする国や地域もあります。さらに、一部の博物館、美術館等では写真撮影等が禁じられているところもあります。日本にいるのと同じ感覚で行動することは厳に慎み、たとえば撮影の前には必ず周囲の係員や現地の人々等に制限の有無等について確認を求めるようにしてください。

8.健康管理について
 快適な旅行を続けるためには、健康管理は最大の課題です。各種感染症対策については、別途「広域情報」が発出されており、各国・地域別の「安全対策基礎データ」の中にも健康管理についての注意事項が掲載されていますので、これらを参考にして健康管理に注意を払ってください。
 なお、熱帯地方に渡航・滞在を予定する方はもとより、この時期、北半球を中心とする地域への渡航・滞在を予定される方は、特に「熱中症」対策が不可欠です。次の注意事項を踏まえ、体調維持に努めてください。
 ○水分、ミネラルを十分に補給する(但し、つめたすぎるものや糖分の多いもの、アルコール類は飲まない)。
 ○トレッキング・登山等を計画する場合はペース配分を考え、直射日光の下、長時間歩くことは避ける。動悸がしたり、気分が悪くなったり、めまい、脱力感等の症状があればすぐに涼しい所で休息をとる。特に標高2,000mを越えるような高山・高地での活動の際には高山病にかからないよう気をつける。
 ○直射日光を避け、皮膚や健康を害することに注意する。色の薄い、ゆったりとした服を着て、つばの広い帽子を被り、サングラス、日焼け止めクリームを使用する。
 ○持病(特に心臓病、高血圧)や循環器系の病気のある旅行者は、高温の環境下では急性の発作を引き起こしやすいので、暑い時間帯の行動を避ける。常用薬を携行し、単独で散策しないよう注意する。
 ○冷房の効いた屋内と屋外との温度差は激しいので、特に高齢者や子供は衣服で温度を調整する。

9.海外旅行保険
 国や地域によっては、突然事故に遭い、また病気や怪我をして病院に搬送されても、実費あるいは保険等による治療費の負担が保証されないと、診察や治療が受けられない(断られる)ことがあります。また医療水準や衛生事情により、その国では必要な治療が受けられず、他国や日本への緊急移送が必要となる場合もあります。当然のことながら保険に入っていないと、時には数千万円にものぼる高額な医療費・移送費を全て自己負担しなければなりませんので、万一に備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことを強くお勧めします。なお、クレジットカードに付帯している保険では補償として決して十分ではない点にも留意が必要です。

10.テロ・誘拐対策について
 テロや誘拐対策に関しては、以下を参照し、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
(1)2012626日付け広域情報「テロ事件に関する注意喚起」
(2)2012626日付け広域情報「誘拐事件に関する注意喚起」
(3)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策 Q&A」
(4)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(5)パンフレット「海外における脅迫・誘拐対策Q&A」

 (問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課(各種感染症及びテロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省領事局政策課(各種感染症に関する問い合わせ)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3048
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp
                http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)
                                                                                            
                                    以上

2012年7月9日月曜日

大使館からのお知らせ(NATO軍補給路再開に対する抗議デモに関する注意喚起)


平成24年7月9日
                                   在パキスタン日本国大使館
在留邦人の皆様へ
                 ~大使館からのお知らせ~
(件名)
    NATO軍補給路再開に対する抗議デモに関する注意喚起
(内容)
1.現在、パンジャブ州ジェーラム郡にて、NATO軍補給路再開に抗議するデモ行進が行われており、本9日夕刻には、ラワルピンディ市を経て、イスラマバード市内へ到着する見込みとなっています。
 警察当局によれば、現在、デモ隊の規模は1万2千人程となっており、今後、さらに増大する可能性も否めないとのことです。また、イスラマバード及びラワルピンディ市においては、警察当局による交通規制が行わる模様であり、交通渋滞を招く可能性もあることから相当な混乱が予想されます。

2.また、7月4日付、「大使館からのお知らせ」にて注意喚起しておりますが、今回のNATO軍補給路再開を受け、パキスタン・タリバン運動(TTP)は、「パキスタン全土においてNATO軍への補給物資を運搬するトラックを攻撃する」旨警告しており、テロ事件など不測の事態が起こる可能性も否定できない状況です。

3.さらに、最近では、反米、反政府、反テロ、頻発する停電等に対する様々なデモや集会が各地で行われていますが、デモの形態によっては、参加者が暴徒化するおそれがあります。また、デモに限らず、人の多く集まる場所では常にテロの危険性が排除出来ないことから、デモ行進や集会会場には絶対に近づかないよう注意してください。

4.つきましては、在留邦人の皆様におかれては、累次お知らせにてお伝えしておりますが、騒乱やテロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、以下の諸点につき今一度十分な注意を払い、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。

(1)テロの標的や騒乱行為のきっかけとなりやすい場所(軍・警察・裁判所等法執行機関及び治安施設(含む車両、検問所等)、宗教関連施設、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(2)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
(3)マーケットやバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れる。買い物等、外出時の行動は極力短時間とする等、十分な安全対策を講ずる。
(4)検問所付近に待機車両が渋滞となるケースが散見されるが、極力渋滞の多い検問所付近の通行は避ける。
(5)日頃から、自宅、勤務先等の近辺に、テロ事件等の標的となり得る可能性の高い場所乃至は施設があるか、詳細を承知しておくことも重要。
                                                                             
                                                                                                                        以 上

2012年7月7日土曜日

大使館からのお知らせ(日本人を含む外国人攻撃の脅威に対する注意喚起)


在留邦人の皆様へ
                           平成24年7月7日
                        在パキスタン日本国大使館
(件名)
   大使館からのお知らせ(日本人を含む外国人攻撃の脅威に対する注意喚起)

(内容)
7日、日本国外務省は、パキスタンにおける日本人を含む外国人攻撃の脅威
につき、スポット情報を発出しましたので、以下のとおりお知らせいたします。

 つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、テロ事件等不測の事態に
巻き込まれることのないよう、東京で「アフガニスタンに関する東京会合」が
開催される7月8日前後は是非とも外出を避けていただくとともに、同日前後を
中心として、不要不急の外出を控えてください。

                                以上

・・・・・・・・・・・・・以下、スポット情報・・・・・・・・・・・・・・

2012/7/7
                   ~渡航情報(スポット情報)~
(件名)
     パキスタン:日本人を含む外国人攻撃の脅威に対する注意喚起

(内容)
1 7月8日、東京で「アフガニスタンに関する東京会合」が開催されます。
同会合に関連して、隣国であるパキスタンにおいてもテロ・誘拐等が発生する
可能性は否定できない旨これまで注意喚起(6月21日付けスポット情報
「パキスタン:テロ・誘拐の脅威に対する注意喚起」参照)を行ってきたところ
ですが、東京会合を間近に控え、パキスタンにおいて、日本人を含む外国人及び
外国権益に対する攻撃が行われる可能性について、特に注意する必要があります

2 つきましては、パキスタンに渡航・滞在される邦人の皆様におかれましては、
テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう、東京会合が開催される
7月8日前後は是非とも外出を避けていただくとともに、同日前後を中心として
不要不急の外出を控えてください。

3 加えて、パキスタンに渡航・滞在される邦人の皆様は、これまでに発出
されているパキスタン各地域及び周辺国に関する危険情報、スポット情報等を
よく確認した上で、以下の点につき十分な注意を払い、慎重な行動を心掛け、
身の回りの安全対策・危機回避に留意してください。また、会社や団体など
組織に属する邦人の皆様は、本件につき組織内で情報共有を行ってください。

(1) テロの標的となりやすい場所(外国関連施設、外国系有名ホテルや
ファスト・フード店を含む欧米関連施設、政府機関・軍・警察等治安当局施設
(含む車両、検問所等)、宗教関連施設)にはできる限り近付かないでください。
  外国人の多く集まる場所や外国人が多く利用する商業施設等の利用は短時間
とし、長時間の滞在は極力控えてください。
(2) デモや集会を見かけたら絶対に近付かず、その場から速やかに退避して
ください。
(3)マーケット、駅、バス停等の人が集まる場所での用事は、短時間で効率的
に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、
速やかにその場から離れてください。また、特に人が多く集まる夜間の時間帯は
極力避けるよう心掛けてください。
(4)パキスタンで各種事業を行う場合には、安全面の情報収集・分析を常に
怠らないことはもちろんのこと、その事業実施の必要性とリスクを比較の上、
実施することになった場合には、事務所及び活動現場の警備を強化する等十分な
安全対策を講じてください。
(5) 車両等にて長距離を移動される場合、幹線道路であってもできるだけ
明るい時間帯を選び、日没後の移動は極力避けることをお勧めします。
その際も、トラック・デポ(多数のトラックが駐車・待機している区画)付近
への立ち寄りは避けてください。また、郊外に赴く場合には、その地域の情報
に十分注意を払い、必要な場合には、十分な警備体制をとってください。
(6)テロリストは身近なところに潜んでいることを念頭に、目立つ行動や騒
がしい行為は極力控えてください。

4 なお、テロ事件に関しては以下も御参照ください(パンフレットは、
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に記載。)。
(1)2012626日付け広域情報「テロ事件に関する注意喚起」
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(3)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策QA

(問い合わせ先)
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3100
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ:
○在パキスタン日本国大使館
電話: (92-51)907-2500
○在カラチ日本国総領事館
電話: (92-21)3522-0800                            
                                 以上

2012年7月4日水曜日

大使館からのお知らせ(北大西洋条約機構(NATO)軍補給路再開に伴う注意喚起)


在留邦人の皆様へ
平成24年7月4日
在パキスタン日本国大使館

~大使館からのお知らせ~

(件名)
北大西洋条約機構(NATO)軍補給路再開に伴う注意喚起

(内容)
1.     7月3日、北大西洋条約機構(NATO)軍への補給路の再開につき、米国及びパキスタンの両政府が合意した旨報じられています。
(※同補給路については、昨年11月26日より閉鎖されていました)

2.     また、報道によれば、この合意を受け、パキスタン・タリバン運動(TTP)は、「我々はパキスタン全土においてNATO軍への補給物資を運搬するトラックを攻撃する」旨警告しています。

3.     これまでも、パキスタン国内各地において、NATO軍に補給する物資を運ぶ輸送トラックやタンクローリーの車列に対し、過激派武装勢力が銃撃した後、輸送車両に放火する事件等が相次いで発生しており、多くの犠牲者が出ています。従来はペシャワル近郊を中心としたハイバル・パフトゥンハー州内での攻撃が一般的でしたが、近年ではパンジャブ州域でも多数発生しています。

4.     つきましては、こうした情勢を踏まえ、国内各地においてNATO軍向け補給車両に対する過激派武装勢力による犯行の可能性は否定できませんので、在留邦人の皆様におかれましては、テロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、以下の諸点につき今一度十分な注意を払い、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。

(1)テロの標的となりやすい場所(軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、宗教関連施設)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(2)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
(3)マーケットやバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れる。
(4)日頃から、自宅、勤務先等の近辺に、テロ事件の標的となり得る可能性の高い場所乃至は施設があるか、詳細を承知しておくことも重要。
(5)GTロードなど幹線道路であっても夜間の長距離移動は極力避け、移動にあたってはできるだけ明るい時間帯を選ぶよう注意する。その際も、トラック、デポ(多数のトラックが駐車・待機している区画)付近への立ち寄りは避ける。
                                                                                                              以上