2012年1月31日火曜日

カラチ総領事館からのお知らせ:カラチ市における宗教行事等の開催に伴う注意喚起

2012年1月31日

1 カラチ市においては、次のとおり、宗教行事の開催が予定されています。
(1)イスラム教シーア派行事Chup Tazia
(イ)日時
2月1日(水曜日)午前8時から午前11時30分まで
 (ロ)行進コース(主な場所)
    ニシュタル公園→ジンナー廟→MAジンナー通り→サダル地域(エンプレス・マーケット前)→MAジンナー通り→Anjuman Hussainian Iranian Imambargah
(2)預言者ムハンマドの生誕祭Eid-e-Milad-un-Nabi
(イ)日時
2月5日(日曜日)午後2時から6日(日曜日)午前0時まで
(ロ)行進コース(主な場所)
    MAジンナー通り→ニシュタル公園
2 また、報道によりますと、カラチ電力供給会社労働組合は、次のとおり抗議集会を行う旨発表しています。
○ KESC労働組合抗議集会
 (イ)日時
    2月3日(金曜日)時間不明
 (ロ)場所
    カラチ市ディフェンス地区KESC本部前
3 カラチ市内においては、宗教行事、特にシーア派の宗教行事をねらったとみられる爆弾テロ事件が散見され、上記1.の宗教行事の開催に当たっても、現地治安機関が高度の警戒態勢を敷く予定であり、宗教行事当日は、開催場所及びその周辺における混乱が予想されます。
4 また、本年1月に入り、カラチ市内ではシーア派住民を標的とした殺人事件が連続発生しています。これら被害者の葬儀中に参列者が暴徒化し、警察部隊と衝突することにより、主要幹線道路が数時間封鎖される事態が市内各地で頻発しています。
5 つきましては、邦人の皆様におかれましては、テロ事件や突発的に発生する暴動事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、上記1の宗教行事や上記2の抗議集会が開催される場所及びその周辺には近づかないようにするとともに、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。また,会社や団体など組織に属する邦人の皆様は,本件につき組織内で情報共有を行ってください。
以 上



<<メールアドレス変更のお知らせ>>
1月23日(月)からメールアドレスが
japan.consulate.karachi@kr.mofa.go.jp』に変更されました。
アドレス帳等に登録されている方は,大変お手数ではありますが、登録内容の変更をお願い申し上げます。

最近の治安情勢に関する注意喚起

(平成24年1月27日付)

1 25日、カラチ市においてシーア派の弁護士が殺害される事件が発生しました。昨26日の報道によれば、イスラマバード警察は同事件を受け、モスク、聖廟、地方裁判所及び高等裁判所等の施設に対する警備を強化するとのことです。なお、警察当局によれば、既にラワルピンディの裁判所周辺に警察官を増員したとのことです。

2 20日付「大使館からのお知らせ」でお伝えしたとおり、2月初旬は国内各地において様々な宗教行事が開催されます。このような宗教行事が開催されている場所及び不特定多数の人が集まる場所では、不測の事態が生ずる可能性も否定できません。つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、こうした場所に可能な限り近づかない等、自身の安全対策にご留意ください。また、突発的な集会もあり得ますので、集会等を見かけたときは極力避ける等、危険回避に十分注意してください。

3 また、報道によれば、23日夜、パンジャブ州タキシラの高速道路インターチェンジ付近において、テロリスト2名が逮捕され、ライフルや手榴弾等の武器が押収されたほか、27日未明、ハイバル・パフトゥンハー州アボタバードにある軍士官学校が過激派によるロケット弾の攻撃を受けた旨報じられています。

4 さらに26日、イスラマバード及びラワルピンディに自爆テロを企図したテロリスト8名が潜入したとのマリク内相の発言もあります。

5 これまで、パキスタン国内各地において、爆弾テロや外国人を狙った誘拐・殺人事件が多発している旨累次お伝えしておりますが、在留邦人の皆様におかれましては、改めて不測の事態に巻き込まれることのないよう、以下の諸点につき引き続き十分な注意を払い、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。
(1)テロの標的となりやすい場所(軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、宗教関連施設、学校関連施設)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(2)外出する際は極力短時間とするほか、周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら速やかにその場から離れる。
(3)検問所付近に待機車両が渋滞となるケースが散見されるが、極力渋滞の多い検問所付近の通行は避ける。

タイ:バンコクにおけるテロ脅威に関する注意喚起について

1.現在、タイ警察は、テロの危険性が高いとしてバンコク都内における警備強化を実施しています。これを受け、外務省及び在タイ日本国大使館では、下記のHPよりテロに関する注意喚起を提供しています。

◆外務省海外安全ホームページ
  
 www.anzen.mofa.go.jp

◆在タイ日本国大使館ホームページ

 www.th.emb-japan.go.jp

2.ついては、出張、旅行及び経由地等でタイを訪問される予定の方は、上記HPにて注意喚起している内容を再度確認してください。また、最新の情報にも留意しつつ慎重な行動を心掛け、個々人における安全対策・危険回避に十分努めてください。