2011年10月7日金曜日

カラチ総領事館からのお知らせ:在カラチ英国総領事館の一時閉館に伴う注意喚起

1 7日,カラチ市クリフトン地区所在の在カラチ英国総領事館が警備上の理由で同日閉館する旨発表しています。同発表では,閉館に至った具体的な理由については言及されていませんが,最近パキスタン国内においてテロや宗派間抗争などの脅威が高まっていることが述べられています。

2 カラチ市内で発生したテロ攻撃に関与したと見られる国内過激派集団TTP(パキスタン・タリバーン運動)は,過去,「北大西洋条約機構(NATO)の全加盟国の外交官が標的である」旨の犯行声明を出していることもあり,NATO加盟国の外交団を標的としたテロ攻撃の敢行が懸念されています。

3 邦人の皆様におかれましては,テロなど不測の事態に巻き込まれることのないよう,クリフトン地区に集中する英国総領事館を始めとした各国総領事館に極力近付かないようお願いいたします。また,引き続き最新の情報に留意しつつ慎重な行動を心掛け,個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。会社や団体など組織に属する邦人の皆様は、本件につき組織内で情報共有を行ってください。