2011年10月3日月曜日

デモ及び集会に関する注意喚起

1.現在、パキスタン国内の主要都市(特にパンジャブ州ファイサラバード、グジュランワラ、グジュラート等)において、パキスタン政府の長期計画停電に対する抗議集会が行われています。また、最近では、反米、反政府、反テロ、賃上交渉、CNGスタンド閉鎖等様々なデモや集会が各地で行われていますが、デモの形態によっては、参加者が暴徒化するおそれがあります。また、デモに限らず、人の多く集まる場所では常にテロの危険性が排除出来ないことから、
上記地域はもとより、GTロードなど幹線道路沿いの主要都市においても、人の多く集まる場所には絶対に近づかないよう注意してください。
 なお、最近のテロの傾向としては、警察署、検問所及びパトカーなどの治安関係施設や車両が標的とされるテロ攻撃が多発しており、その手法も自爆型、銃撃、IED(即席爆発装置)による設置型等様々です。また、当該施設の近くや施設付近に駐車してある車両に爆発物を仕掛けるケースも多数発生していますので、こうした施設には絶対に近づかないでください。

2.つきましては、在留邦人の皆様におかれては、累次お知らせにてお伝えしておりますが、騒乱やテロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、以下の諸点につき今一度十分な注意を払い、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。

(1)テロの標的や騒乱行為のきっかけとなりやすい場所(軍・警察・裁判所等法執行機関及び治安施設(含む車両、検問所等)、宗教関連施設、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動る際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(2)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
(3)マーケットやバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れる。買い物等、外出時の行動は極力短時間とする等、十分な安全対策を講ずる。
(4)検問所付近に待機車両が渋滞となるケースが散見されるが、極力渋滞の多い検問所付近の通行は避ける。
(5)日頃から、自宅、勤務先等の近辺に、テロ事件等の標的となり得る可能性の高い場所乃至は施設があるか、詳細を承知しておくことも重要。