2011年4月28日木曜日

カラチ総領事館からのお知らせ:カラチ市における爆弾テロの脅威に対する注意喚起

1 当地報道によると,4月28日午前,カラチ市内(カルサズ)において海軍車両(バス)を狙った爆弾テロ事件が発生し,少なくとも5名が死亡、15名が負傷しました。事件の背景及び詳細は不明ですが,26日に発生したテロと同じく,走行中のバスを狙った爆弾テロであり,爆弾の仕掛けられたバイクが遠隔式装置により爆発したのではないかとの報道もあります。

2 カラチ市においては,2日前にも海軍車両を狙った同様の爆弾テロが2件連続で発生して4名が死亡したばかりであり,今後も海軍をはじめとした軍や治安機関に対する同様の爆弾テロが発生することが懸念されます。

3 つきましては,邦人の皆様におかれましては,テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう,以下の点につき十分な注意を払い,慎重な行動に心掛け,身の回りの安全対策・危機回避に留意してください。また,累次のスポット情報やパキスタン全土に発出している危険情報も参照してください。
(1)テロの標的となりやすい場所(政府機関、軍、警察等治安当局施設(含む車両、検問所等),宗教関連施設,米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設),外国公館にはできる限り近づかない。
(2)マーケット,バス停など人が集まる場所での用事は,短時間で効率的に行なうとともに,常に周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場から離れる。また,特に夜間の人が多く集まる時間帯は極力避けるよう心掛ける。