2009年12月3日木曜日

イスラマバード市内の海軍司令部施設における自爆テロ事件の発生

1.12月2日(水)午後1時半頃、イスラマバード市内E8地区に所在する海軍司令部施設の入口付近において自爆テロ事件が発生しました。事件発生の背景等詳細は不明ですが、報道によれば、2名が死亡、11名が負傷したとのことです。

2.10月16日付「大使館からのお知らせ(テロや誘拐に巻き込まれないための基本的な心構え)」を始め、当館より随時注意喚起している通り、類似の事件が再度発生する可能性もあります。ついては、在留邦人の皆様におかれては、テロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、以下の諸点につき今一度十分な注意を払い、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。

(1)所在地における爆弾テロ事件の発生状況、発生の可能性の有無等、爆弾テロ事件に巻き込まれるおそれがないかについて、あらかじめできるだけ具体的に承知しておく。テロの標的となりやすい場所(軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、宗教関連施設)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。

(2)特に、現金の引き出し等が集中しがちな月初め、月央、月末や連休の直前直後は、銀行に多数の人が並び、ラワルピンディの事件のように実際にそれが標的とされた例もあるので注意する。

(3)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。

(4)マーケットやバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れる。

(5)空港を利用する場合、しばしばテロリストの襲撃の標的となることを念頭に置き、不必要に人の多く集まる場所に近寄らない。その他、ホテルのフロント等不特定多数の人の立ち入りが容易なところでの滞在時間は最小限とするよう心掛ける。

(6)最近のテロ事件の傾向として、午前中から日中にかけての時間帯に事件が発生していることも多く見られることから、買い物等、外出時の行動は極力短時間とする等十分な安全対策を講ずる。

(7)現在の治安情勢を踏まえ、警察当局は厳戒態勢を敷いて対応しており、検問所において車両のセキュリティーチェックを厳重に実施している。従って、右により検問所に待機車両が渋滞となるケースが散見されるが、極力渋滞の多い検問所付近の通行は避ける等心掛ける。なお、当地外交団地区についても、同様の事態が発生しているので、入域する時期・時間等に十分注意する。

(8)最近の傾向として、テロリストが治安関係者の制服を纏ってテロを実行するケースが増加している。自宅及び勤務先の警備員に対しては、不審者の侵入を避けるため、不用意に侵入させることのないよう、来訪者に対しては必ず氏名、所属先、用件等を確認するよう徹底する。

(9)パキスタンの各地において誘拐事件が発生している。誘拐予防のためには、自らの身は自らが守る心構えを持ち、誘拐の危険度に応じた対策(通勤時の安全対策、住居の警備強化、日常行動上の注意等の総合的な対策)をとることが重要。特に海外で安全に暮らすためには、①目立たない、②用心を怠らない、③行動を予知されない、という3原則を守る。日頃から行動パターン(通勤時間、使用する道や施設)を常に変え、狙われにくくすることが大切。

(10)緊急事態が発生した場合、自らの安否や所在につき家族または勤務先に至急一報することが重要。携帯電話がある場合は、日頃から携帯電話を常時携行し、家族、勤務先または大使館等の番号を予め携帯電話に番号登録しておく。

(11)当地は治安情勢が急激に悪化する可能性が高い。余儀なく自宅ないしは勤務先等に留まらざるを得ない状況も想定されるので、少なくとも3日~1週間程度の籠城が可能となるよう日頃から食料品、飲料水及び発電機用燃料等を保管すること。

(12)テロリストは身近なところに潜んでいる。目立つ行動や騒がしい行為は極力控える。
                                  以上