2009年10月14日水曜日

お知らせ(当地外務省からのテロに関する注意喚起)

1.当地外務省から、イスラマバード市内における自動車爆弾テロ発生の可能性及び今後の過激派武装勢力(特に警官等を装った者)による攻撃に関する注意喚起が、改めてなされました。

右注意喚起は、10月5日、イスラマバード市内にある国連WFP(世界食糧計画)事務所に対する自爆テロ事件の発生を踏まえ、今後もテロ事件発生の可能性があることを示唆したものですが、実際、その後、同9日、ペシャワル市内ハイバル市場における自動車爆弾テロ事件、また、同10日、ラワルピンディ市郊外にある陸軍本部施設襲撃事件が発生しており、現在もなおテロ事件発生の可能性が否定できない状況にありますので、ご参考としてください。

2.現在、外交団地区においては、外交団警察が厳戒態勢を敷いて対応していますが、在留邦人の皆様におかれましては、外交団地区に入られる際には、警備上の理由からIDカード等身分証明書の提示を求められる可能性もありますので、皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。

なお、同地区のゲート付近にセキュリティーチェック待ちの車両が渋滞している場合、一旦車両を路肩に止め、渋滞が緩和されたことを確認した上で進入される等の対応をとられることをお勧めします(右対応は同地区を出る際も同様です)。

3.ついては、在留邦人の皆様におかれては、類似の事件が再度発生する可能性もありますので、テロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、しばらくの間、累次「お知らせ」にて注意喚起している以下の諸点につき今一度十分な注意を払い、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分心掛けてください。

(イ)テロの標的となりやすい場所(国連関係機関、政府機関・軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、米国系ファースト・フード店を含む欧米関連施設、宗教関連施設)にはできる限り近づかないでください。

(ロ)集会やデモが行われている場所には、決して近づかないでください。

(ハ)マーケットやバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら速やかにその場から離れてください。

(ニ)マーケットなどでの買い物は、手早く済ませることが大切です。また、ドライバーやコックなど身近で信用のできるパキスタンの方と一緒に行動することをお勧めします。現地の言葉がわかる人ほど、周囲の異常を早く感知し、速やかにその場から離れることが可能となります(ドライバーについては、自家用車の盗難防止などの観点から、車を見張っていることも重要ですが、人命に対する危険を日頃から察知、通報させることがより重要です)。

                                      以上