11日、WHOは新型インフルエンザの警戒レベルをフェーズ「6」に引き上げましたので、
概要以下のとおりお知らせいたします。
1.WHO事務局長声明
11日18時(ジュネーブ時間)、WHOチャン事務局長が緊急記者会見において、
新型インフルエンザの警戒度を現行の「フェーズ5」から「フェーズ6」へ引き上げました。
概要は以下のとおりです。
(1)フェーズ6を宣言。
(2)深刻度(severity)は「中等度」(moderate)、大多数の患者は軽症で回復。
全世界の死者数は少なく、今後重症・死亡例の急増はない見通し。
(3)渡航制限・国境封鎖はすべきでない。
(4)更なる感染拡大は不可避であり、特に途上国における感染拡大が懸念される。
(5)30代から50代の方々、基礎的疾患を持つ方及び妊娠中の女性が感染すると
重症化する場合がある。
上記の声明を踏まえ、日本政府としては、感染国への渡航については「十分注意」
を促す従来の感染症危険情報を維持します。
2.パキスタン国内及び近隣諸国の状況
(1)パキスタン国内においては、これまでのところ感染者は確認されていません。
(2)近隣諸国では、インドにおいて11名の感染者が確認されており、感染者は北米に
渡航された人が空港検疫で発見される例が多いようです。
3.当館としましては、引き続き状況を注視し、今後、関連情報を迅速に提供していく所存です。
在留邦人の皆様におかれましては、警戒を行いつつ、正確な情報に基づいた冷静な対応を
行うようお願いします。
在留邦人の皆様におかれましては、今後とも新聞・テレビ等を通じて関連情報の入手に努めて
いただくとともに、これから秋にかけて北半球では季節性インフルエンザも流行する時期に
なってきますので、予防接種を受けるなどの対応も必要と思われます。
【お問い合わせ先】
外務省
電話:03-5501-8000(内線)4625、4627、4629
海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
厚生労働省
電話:03-3501-9031(9:00~21:00)
ホームページ:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
農林水産省
電話:03-6744-2368、03-3502-5994
ホームページ:http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/buta/html
以上